私は40歳から双極性障害になり13年間、精神疾患者の一人
です。そして、この13年間、寛解を目指してありとあらゆることをしてきました。
たくさんの当事者やご家族を含めた方々。そして入院仲間や自立支援施設の仲間。及び相談者のお客様など100人以上の
方々からいろいろと話しをしましたが結論的に感じたのは、
シンプルに、
調子が良ければ、出来ることをやればいいだけです。
調子が悪ければ、無理に出来ないことはやる必要はありません
また、無理にリズムを作っても意味がないことに気づきます。
突然襲ってくる、精神障害の怖さは、私も体験済みです。
私事では双極性障害になってしまい、最初は寛解にこだわりましたが、今ではこだわりません。だからといって、その障害と
「共存」「闘病」「向き合う」などという言葉がありますが
そんなのは美談に等しいです。
しかし、気づくのは「生きる」ということが大前提であり
障害に関しては、ひとつの生きる能力だと自覚しています。
そう思わなければ「生きる」ということを受け入れられなくなってしまうのが当事者の心境です。
健常者や成功者は生きていくことや、仕事に対しても
「信念」「理念」「主体性」「価値観」そして「元気」な部分を強調して障害者に対して推し量りをして「ダメだ!」と思うと「差別」しますね。
私は率直に「生きる」ということにシンプルに考えてそこに
価値観や主体性を押し付けるつもりは毛頭ありません。
当事者の皆様が「生きる」方向性をご自身で気づき、それを
フォローすることが私の使命だと思っております。
よろしくお願い申し上げます。