ひきこもりはライフスタイルです

最終更新: 8月14日



経営学者のピーター・ドラッカーは「嫌われる勇気」という本に

「ライフスタイル」の重要性や確立を述べています。


「ライフスタイル」という解釈は、人それぞれで多種多様なのでどれが一番いいというのは

あまりないと思います。少しだけ言うと今の時代「反社会的勢力」的なライフスタイルは

世の中の風潮として排除されているぐらいだと思います。


あと、SNSで誹謗中傷を「ライフスタイル」にするのは、賛否ありますが

これが現実なんだと強く受け止めています。

さて「ひきこもり」は題名の通り「ライフスタイル」なのか?

という問に、私は即答で


「YES」と言います


法律を犯していなければ、問題はありません。

しかし、同居する家族や他者に「暴言」や「暴力」、主従関係を迫るのは


「NG」です


私は50歳で2年間ひきこもりました。

人によっては5年、10年、20年といるでしょう。

今回のブログでは家族側の立場でなく当事者の立場で申し上げます。


昨年、川崎市で無差別殺傷事件がありました。50代のひきこもりの方が事件を起こし

最後は自害してます。


また、その数日後に練馬区でエリート事務次官がひきこもりの40代の長男を殺傷して大きなニュースになりました。


この2つの事件で、いろいろな専門家が勝手なことを言ってます。

正直言って


「はぁ?」と思いました


まるで、テレビで「ひきこもりは犯罪の予備軍」ぐらいな表現を使ってます。

当時、私もひきこもりでしたが「犯罪の良し悪し」は自分でもわかっています。

たぶん、当事者の皆様も、倫理的にわかっている方々ばかりだと思います。


ではこの2つの事件の共通点は簡単です。

専門家も気づいてないから残念です。

それは、当事者に「答え」を出してしまったからです。

その答えはシンプルで


YESかNOなんです


答えがYESならば「YES」に対して「ひきこもり」というライフスタイルを尊重して

いくしかないんです。

「NO」の場合は、拒否することなので当事者の届かない領域で生活をすることです。


私はテレビ番組で「ひきこもり」や「登校拒否」の方々を救世主のように現れて

いきなり自立させようとして、引出し、半強制的に集団生活をさせているのを見ます。

正直言って、どの時代にもこういう業者はいますね。

暴言、暴力、パワハラ、セクハラなどが当たり前のように感じます。


当事者にいきなり、今日から出ていけと言っても無理ですよ!

自立自立と言われても、当事者の我々はイメージなんか湧きません。


誰だって準備があるんですよ


その準備方法や準備する時間は多種多様だと思います。

また、答えに関しても、いきなり「YES/NO」を迫ってもタイミングは当事者が

もっているので他者が無理なタイミングで迫っても、余計にひきこもります。



私は相談者に「トロッコ」で例えています。

トロッコはレールがなければ前に走れません。

またトロッコは自分でこがなければ前に進みません。

スタートがあって、なんのカーブもなくゴールへ一直線だったらある程度こいで

そのまま前に進みゴールに辿り着きます。


楽ですよね。しかもシンプル。。。


しかし、ストレートで真っ直ぐな人生なんてないですよ!

あったとしたら、おもしろくない人生だなーと私は思います。

「ひきこもり」の場合、ちょっと前へ進むはずが後退したり、大きなカーブに突入して

脱線スレスレの状態かもしれません。そんな状態で「ゴール」なんか目指すというか


わけわからないと思いますよ


ここでひとつ賛否あることを申し上げます。

それでも、希望をもって前に進みゴールを目指そうという人がいます。

こういう人は、ストレートに近い人生で、さらにイメージ的にスピード違反もしている

人が多いと思います。


とても元気で成功している人が多いです


私が50年生きてきて思うのは

トロッコで走り、カーブが怖かったら逃げて後退しても良いし、スピードを落として曲がってもいいんです。

運良くまた元のストレートのレールに戻り、ゆっくり景色をみて、こぐこともできます。


私はこの例えで、健常者の方々に申し上げてます。

「ゴール」「ゴール」っていうけど人生に「ゴール」は無くて最後は「死」とどうやって

向き合うかが究極です。

「死」に関してはまた、別のブログでご紹介します。


じゃあ、終着駅がないトロッコはそのまま、走りっぱなしでいいのか?

と思うでしょう。


発想が飛び抜けてスミマセン


トロッコから降りてもらうのがいいんです。

トロッコという「ひきこもり」のライフスタイルから降りてもらうんです。

他者が決めつけた終着駅に当事者は拒否するでしょう。

しかし、トロッコに乗った当事者と対話しながら、ゆっくりおりてもらうのも当事者も他者も勇気がいることですが


十分可能だと思います



しかし!

経済的に切迫してあと家計が2年持たないという当事者とご家族も存在します。

そういう時はもう「終着駅」は決まってます。

だから、今すぐという答えでなく、「2年」の猶予があればそのあいだまでに

当事者は自立して少しでも家計にお金が入る努力をしなければなりません。


「7040」「8050」


では、まさにそんな現実でしょう。

当事者の皆さんへ、トロッコの脱出方法を私と一緒に考えてみませんか?

応援してます。



ひきこもり支援相談士/心理カウンセラー

大河原 康

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