中高年ひきこもり 中島明夫(仮名)45歳 無職 両親と3人暮らし ひきこもり歴10年

更新日:1月22日



【事例】


地方の農村地に両親と3人で住む。

両親は年金と自分の土地で農作物を作り、自給自足の生活をしているが、生活は楽では

ない。

中島さんは10年間ひきこもっている。

原因は30代のころ東京都で営業マンとして働いていたが、大病を患い長期療養を余儀なくして、現場復帰をしたが、戦力外として扱われて窓際族になり生きる気力をなくして

実家の農村地へ戻り、ひきこもるようになった。


一日の過ごし方は、ただ何もせず、テレビを見て好きな音楽を聞いて社会と断絶している。

アニメがとても好きで、アニメ系の美少女のマンガや動画を見るのが生きがいである。


アニメの美少女をパソコンでグラフィックするのが得意で、コンクールでも入賞するくらいの腕前をもち、その世界では、中島さんのファンも多くいる。

だからといってこのグラフィックする作業でお金を稼ぐには至ってない。


中島さん本人は、両親に対しては気の毒に思い、何かしなければとは感じている。

しかし、一度ひきこもりのルーチンができてしまっているので、なかなか元に戻れずにいる。

あいさつは両親にできて、近所の方々ともあいさつや会話はできる。


容姿も悪くなく長身でイケメンの部類に入る。

だから、アニメオタク系の世界でも女性のファンも多くいて、

ボランティアでファンの女性がコスプレした写真を送ってもらいそれをグラフィックで

書いてあげることをしている。

しかし、中島さんは芯がしっかりしてファンの方々には男女の迫り方は一切しない。

根本は、集中してグラフィックを書いて、お相手が喜んでくれることが幸せに感じている。


45歳という年齢で、このような生活スタイルではあるが、

ただひきもるライフスタイルなだけで、他者を攻撃することもなく、人あたりは良く

それこそ両親との人間関係は良好である。また、過去のトラウマも克服している。

四輪車の運転も出来る。政治経済にも詳しく、世の中の動向はチェックできている。



【大河原康からの回答】


中島さんの営業マンとしてのスキルを感じます。

大病されたのがとても、運が悪く気の毒に思います。

しかし、俗世間では申し訳ない言い方ですが、よくあることなのです。

私も、高校時代の部活でテニス部をやりナンバーワンの位置にいましたが、部員と衝突して顧問の先生を怒らし、それ以来ボール拾いです。また、社会人では女性問題を起こし、会社にも迷惑をかけ、それ以来シュレッダーをかける毎日です。


現在の中島さんはひきこもりとはいえ、ご自身の世界観をお持ちのようですね。

コンクールで入賞するなんて素晴らしと思います。

きっと好きな方々がみると、うっとりしたり感動したりするのでしょう。


それなりに生活ができて、両親とも共存できているのであれば。

あとは、ご自身が社会に出るかで出ないかの決断ひとつだとおもいます。

大病されたあとの後遺症は大丈夫か心配ですが、

四輪車も運転できて、他者とあいさつや簡単な会話ができるのであれば十分だと思います。

ある意味、営業マンの経験があり、対人間への対話が身についているのだと思います。


それでは、社会にでるにはどうしたら良いでしょうか?

中島さん自身が可能だと思う行動をすればいいと思います。

根拠はファンに手を出さず、芯がしっかりしているからです。

私なりのアイデアでは、両親の自給自足の手伝いは億劫かもしれません。

というか新鮮でないかもしれません。


地元の農業組合のお手伝いをされてはいかがですか?

最初はボランティアになるかわかりませんが、地元の道の駅などで、働く人や

観光客などとの対応をしてみると、おもしろい人間関係ができるとおもいます。

さらに、実績を積んだら、中島さんの芸術的な美少女のグラフィックアートを道の駅などで

展開すると以外な反響があるかもしれません。


ある意味、終日やることはないと思います。

最初はリハビリかねてやるという交渉をしてみるべきです。

やってみて、人間関係につまずくかもしれませんが、これはみんな一緒です。

しかし、幸いにも地元で育ち、地域密着であれば、東京のように殺伐とした職場でなく

共存共栄の精神が芽生えている環境のように感じます。



この事例と回答シリーズは、あくまでもフィクションの想定であります。個人情報には該当しておりません。

大河原ライフプランニング

大河原 康



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