事例と回答ブログ「登校拒否」 田中正一(仮名)13歳 中学1年生


【事例】


東京都在住。父親は43才の一般のサラリーマン。

母親は41才で近所の会社でパート勤務をしている。

10年前に、念願のマイホームを購入している。

正一君には、3才年下の妹がいる。


小学校時代は、友達が多く自分の部屋に招き楽しんでいた。

小学校時代の成績は、優秀で先生に褒められて本人も喜んでおり、やりがいを感じていた。


地元の公立の中学校へ入学して間もなく、部活動へ入部する。

運動神経は普通であったが、サッカーが好きでサッカー部に入部した。

正一くん自身、期待して入部したが2年生、3年生に目をつけられ、

他の一年生より差別を受け、練習試合に出してもらえず、日々、筋トレやドリブルの練習

ばかりやらされて顧問の先生は無視状態で、孤立する正一君は中学校に行かなくなる。


そして不登校になり6ヶ月、経過する。

正一くん自身は、家では普通で家族に危害を加えるとか、暴力はふるわない。

しかし、自分の部屋で閉じこもり、学校へ行けなくなった分の勉強を独学でしている。

好きなことは、ゲームを1日2時間程度やり、メリハリをつけている。


本人は、サッカー部の顧問の先生と先輩達を心の底まで嫌いで夢にまで出てくると、うなされてしまい、思い出すと食事も喉に通らなくて、この6ヶ月で5キロ痩せてしまった。


両親は転校も考えているが、正一君は転校というイメージは本人にとって前向きに働かなくて、とにかく人間嫌いになってしまっている。


スクールカウンセラー等、受けてみたが、何も解決に至ってない。

正一君の希望は、このまま家にいて、人となるだけ接触しなく、オンライン学習で大学まで行くことを目標としている。



【大河原康からの回答】


まず、スクールカウンセラーとどのようなカウンセリングをしたか、わかりませんが

ご両親や当事者の方は、何か改善しようという意識を感じます。

また、他者へ攻撃しないことは、家族にとっては、とても安心できることだと思います。


人間嫌いになってしまっているのは、何も正一君自身、特別なことではありません。

誰でも、他者の言動や態度、ひどい時は暴力で傷つきます。

お話を伺うと、発達障害などで他者に目をつけられて、いじめられたわけではないようです。


顧問の先生、先輩方が何を根拠で攻撃するような態度をとったかわかりません。

しかし、もし、彼らに聞いたら「何もやっていません」「知りません」という返事が返って

くると思います。


転校するのも、ひとつの選択です。

しかし、正一君がそれを望まないのに両親が行動を起こすと返って逆効果になります。


根拠は人間嫌いになっていることです。

ここを正一君なりに、乗り越えていないと同じ事を繰り返してしまいます。

正一君のレベルで人間嫌いを乗り越える方法として


① 嫌いな顧問の先生と先輩の情報を絶対に入れない。近づかない。

② ひきこもること、不登校になっている自分は悪くない。

③ 小学生時代からの仲の良かった友人とメールしてみる。

④ 仲の良かった友人とのメールのやりとりでおもしろおかしく感じ、幸せに感じたら

直接会って、遊んでみる。

⑤ 家族と円満であれば、わがままを言って、行きたいところや、食べたいものを

リクエストしてみて、家族が対応できれば、家族みんなで幸せに時を過ごす。


人間嫌いというのは、何歳になってもあります。

ましてや、社会人になり俗世間で働くと、あまりにも不条理な出世争いにまきこまれたり

お客様商売で、こちらがまったく否がなくても謝罪して、尚も許されないケースもあります。信じていた恋人にふられるなら、ともかく、二股をかけられれば傷つきます。

しかし、人間嫌いになるのは、普通にあることだと思います。




この事例と回答シリーズは、あくまでもフィクションの想定であります。個人情報には該当しておりません。


大河原ライフプランニング

大河原 康



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