事例と回答ブログ 統合失調症 池田芳生(仮名)大学受験浪人生19歳


【事例】


池田さんは偏差値70以上あり、IQも高く、記憶力も抜群な青年である。

しかし、持病の統合失調症で幻聴・幻覚になやまされて、受験日が近づいた時には

大学受験のプレッシャーと幻聴・幻覚に苦しみ思うように受験ができなくなり、

不合格になってしまった。


不合格後に、いろいろと進路を考えたが、物理学者になることが夢でもあるので

両親や周囲からも期待されて、もう一度、難関な理系大学を受験することを決断した。


日々の日常は、毎日8時間くらい勉強している。

規則正しい生活はできている。

しかし、就寝前や寝起は激しい幻聴・幻覚に襲われてとても苦しいときがある。


統合失調症と診断されて3年経過する。

入院経験は無いものの、精神薬はいろいろと試しているが、まだこれといった精神薬に

出会っていない。


幻聴・幻覚の発作が落ち着くと、勉学には集中できていて、予備校でもトップクラスの

成績を収めている。


物理学者への憧れが強く、高校の先生の影響もあり、物理学が大好きで難関な問題や

課題に対しては、闘志を燃やして励む。


勉学に真面目一辺倒かと思うと、趣味はサッカー(Jリーグ)を見るのが大好きで

また、ワールドクラスのサッカー選手も好きで生きがいにしている。

池田さんは持病の統合失調症がよくなれば人生が豊になると確信しているが

現実的な幻聴・幻覚が起きるとギブアップしてしまう。



【大河原康からの回答】


統合失調症は難病です。

寛解を焦ってはいけません。

池田さん自身「トラウマ」があるかもしれませんが、19歳の若さで「トラウマ」を克服しろというのは難しいかもしれません。


日々のルーチンで幻聴・幻覚が起きるのならば、環境を帰るのも良いかもしれません。

日常生活は健常者並にできるのであれば、下宿という選択もありだと思います。

しかし、ご本人が受け入れられなければ、それまでですし、さらに悪化しては本末転倒です


精神薬に関しては、ご自身に合う向精神薬を中心にいろいろとチャレンジすることをオススメします。最近の向精神薬は統合失調症に良好な良い薬がたくさん出てます。

あとは、消去法でいろいろと試して、主治医と我慢比べではないですがいろいろと試してみることをオススメします。一番は精神薬が効いたかどうかより、幻聴・幻覚がなくなる方向

が重要です。


また、統合失調症の場合、当事者の方々は精神疾患者の種類では多いので、いろいろなコミュニティで情報収集して池田さんに似たタイプの方と接触してどのように取り組んでいるか

情報を共有するとだいぶ気持ちが楽になります。


当事者にしか、わからない苦しみです。。。

しかし、絶望的にならず、まずは応援してくれるご両親や恩師に感謝して

目の前の出来ることを整理して、発作が起きた時、あまりにも苦しい時への対処の仕方を

若い19歳の今から体得すると、統合失調症とも共存できるのではないかと思います。




この事例と回答シリーズは、あくまでもフィクションの想定であります。個人情報には該当しておりません。


大河原ライフプランニング

大河原 康


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