恋愛純情物語【追憶】



心と身体がどんどん成長して高校1年生(16歳)になりました。

地元の公立高校に入学しました。

学力的にはもっと上の高校を狙えたのですが、家から近所で硬式テニスを中学から本気でやっていたので、硬式テニスが強いところを躊躇なく選択しました。


今まで慣れていた紺の制服からブラウンの制服になり、女子を見るととても新鮮でした。

クラスの自己紹介か何かで、あいかわらず、存在感をアピールしました。

そしたら、後ろの席の方で大爆笑している女子がいました。ニーナちゃんです。


私はニーナちゃんを見たら「一目惚れ」してしまいました。

清楚で色白で少し薄化粧をしてなんかませていました。

私は男子の悪ガキグループの中心的存在でニーナちゃんの事を好きだということを言い、

みんなにどう思うか聞きました。

そしたら「お前じゃ無理だよ」とみんなに言われてショックを受けました。


トキが進むに連れ私がニーナちゃんの事が好きだという噂が広まりました。

それを知ったニーナちゃんは冷たくなりました。

私は残念ですが、諦めました。


そしたら、ある日、教室の窓を開けて外を見て黄昏れていたらニーナちゃんが間隔をおいて窓を開け彼女も外を見ています。

私とニーナちゃんは窓越しで目が合い軽く会釈をしました。

内心はドキドキしてやばかったです。

私はニーナちゃんのことはまだ脈があると思いました。

さらに、クラスの授業が終わり、ニーナちゃんがまだ女子の友達と一緒にいて、私は部活に行かなくてはいけませんでしたが、そんな事関係なくニーナちゃんと二人きりになるチャンスを伺いました。


案の定、二人きりになり、私はテニスをやっていることを説明したりしました。

そしたら「今度、練習見に行くね!」と約束してくれました。

私は嬉しくて自分はなんて幸せなんだろうと思いました。


そして沢田研二の「追憶」という曲に出会い、まさにこの歌は私がニーナちゃんに贈る歌だと確信してしまいました。

「ニーナ、忘れられない、許して、尽くして、側にいて」

「ニーナ、もし今なら、お前を二度とは離さない」

この歌を一日、何度も聴いてニーナちゃんを思いました。

当時は流行的に洋楽が流行りましたがこの歌だけは特別で何度も何度も聞きまくりました。


しかし、私がニーナちゃんを思えば思うほど、彼女は私を避けるようになります。

私も残念な気持ちになりますが、そう思うと、ニーナちゃんの方から近寄ってきます。

いったいなんなんだ?と思ってしまいます。

遊ばれていると思いましたが、ニーナちゃんには好きな人がいるとは聞いてないので余計に私は焦ってしまいます。


恋愛はゲームと表現しますが、まさにゲームみたいで、私は純真でしたが、ニーナちゃんはかけひきを楽しんでいるんだと、今思えば、そう感じます。

だから、ハッキリとふられるんなら気持ちよくふられた方が、私には良かったと思います。


部活を終えて家に帰ると「追憶」を聴いて、こらえきれない気持ちを抑えていました。

部活の友人は、「やめとけよ」とアドバイスします。私もだんだんそういう気持ちになり

部活に打ち込むことにして、テニスをもっと上達すればモテると思いました。

こうして、ニーナちゃんを諦めて、気持ちを切り替えテニスに没頭する毎日を送りました。

そして、翌年には都大会ベスト16に入りました。


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