珍顧客対応シリーズ【恐怖!試乗あらし〜】



私が32歳で独立起業してたった3年でメーカー指定基準のフランチャイズストアを建設しました。総工事費は5000万円以上かかりました。

関係者や社員のおかげで、半分奇跡みたいな展開でした。


そして2002年5月にオープンして、業界の話題になりました。

まだこの頃は試乗車を置くお店はそんなに多くなく、あっても1台か2台ぐらいです。

しかし、私は全モデル試乗ができるというプロモーションを立てて、お客さんをたくさん呼びました。もちろん契約にもつながり大成功です。


そんな大成功に浸ってたオープニングの2日目に、見るからに怪しくて不吉な男性がスクーターで現れました。そして大きい声で「試乗させろ!」と言ってます。

ここは、私が対応したほうが良いと直感して、謙虚に応対しました。

そして「どのモデルにしますか?」と聞いたら、

なんと「全部、試乗させろ!」と怒鳴って言ってます。

しかも、夕方になり外は暗くなってきています。


私は、全てを受け入れ「それでは準備しましょう」と言って、10台の試乗車を並べて

準備しました。ご本人は当然といった顔でアクセルをレッドゾーンまで回して喜んでます

しかし、私はリスク管理を感じていたので、免許証のコピーだけでは不安だったので

試乗の先導をすると申し出ました。

しかし!その方は、頑なに拒否しています。

私は交換条件で、ゆっくり走らず、テキパキと走行しますからと言ったら、

国道を「100キロ以上で走行してくれ」と言ってます。

私は冷静に「警察につかまるし、お客様の安全を保証できません」と言ったら納得してくれ

ました。


そして10台を立て続けに試乗先導して、私も半分ムキになっていました。

お客さんも疲れ果てていましたが、私も若かったので全然へっちゃらで「どうだー」という雰囲気を出したら、お客さんはもう勘弁してくれみたいな感じになって帰られました。

スタッフも私の対応にインパクトがあったらしく、ビックリしていました。


そんなある日です!

私が池袋のパルコで時計を見ていました。

そしたら、その時の試乗荒らしのお客さんがいました。

私は興味本位で背後に回り、この人いったい何しにきているんだろうと思いました。

なんと、高級時計コーナーで店長を呼びつけて展示してあるロレックスやオメガなどを全て

はめさせろと言ってます。

そして、一個一個、高級時計をはめて、店長に説明をさせています。

ほんと、すごい話しですよねー


このお客さんは私のお店には2度と来なかったですが、

社員は少々トラウマになっていました。

面倒くさいお客さんは全て私に回せとよく言っていたので、社員のモチベーションは当時は高く、いつしか「社長を出せー」みたいなクレーム処理はほとんど皆無でした。

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