高校生活ピンチ【覚書】



私は都立の高校1年生のころ、あまりに悪ガキで先生職員たちを毎日、困らせていました。

普通なら、停学・退学のところ、学力がまあまあだったのと、テニス部で大活躍していたので許されていたところがあります。

しかし、同級生の仲良しが先生とケンカになり暴力をふるってしまい、即退学になり

私は四面楚歌になりました。

毎日、母親は呼び出されて、父親も家業を継がせようかと準備し始めていました。

ところが、テニスを真面目にやればやるほど強くなり学園内ではナンバーワンになり、

顧問の先生もビックリしていました。さらに毎日、途方も無い長距離のランニングに耐えて

マラソンの授業もトップでした。


そこで、担任の先生は、考えに考え抜いて「覚書」を出してきて、これにサインしなければ

退学の処置をするとなりました。

内容は以下の通りです。


○ タバコを吸わない

○ 酒を飲まない

○ 女子生徒とつき合わない

○ 生徒をからかわない

○ カンニングをしない

○ 池にいる魚を教室内で飼わない

○ 先生をいじめない

○ 生徒のお弁当を食べない

○ 生徒にあだ名をつけない

○ 校内に落書きをしない


などなど

とても、レベルの低いものです。

母親は喜んでサインするようにいってきて、私は「はぁ?」と思ってサインをしました。


別に、公正証書ではないので法的な効力はなく、気持ちの問題です。

しかし、私は覚書を書いたからといって「おとなしく」していませんでした。

たしかに、一番反省するのは、同級生のお弁当を食べてしまったのは深く反省しています。

その他は意識の問題であったり、タイミングが悪かったり、なるようにしかなりません。


しばらくしたら、生活指導と担任が私を呼び出し「お前、しっかりしてきたなー」と褒められました。私は嬉しくなかったです。なぜかというとテニスを褒められたかったです。


秋に、生徒会長の選出があり、クラス内で候補を決めることがありました。

私はこりゃおもしろい、と思い「立候補」しました。

公約は「男女平等」などと、わけのわからない事を言い出しました。

しかし、これが女子生徒にとても受けて私の支持率が上がりました。


いざ、クラス内の立候補を決める時に私入れて3人の名前を先生が書くんですが

先生は2人の候補者の名前は書いて、私の名前は小さく書いてます。

私は先生に、献金が少ないんですか?と聞いたら「ムッ」としていました。


そして、先生はなんとか、私に候補者にさせないような話の持って生き方をして

いました。正直、私はどうでもよかったんですが、女子生徒達が一生懸命になってくれましたので私も演技で演説していました。(ちょっと変でしたねー)


結果、私は候補者から外れましたが、おもしろい体験をしたと思います。

それよりも頭の中は、いつもいつもテニスでいっぱいで毎日、テニスのことを考えていました。そのくらいテニスに没頭していました。